消費者に嫌われる広告の特徴とは?アンケート調査

query_builder 2020/10/31
コラム
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コラム

世の中にはたくさんの広告が溢れていますが、そのなかでも消費者から「これのCM好き!」と思われるものと、「もう見たくない」と嫌われるものがありますよね。消費者にインパクトを与えるべく、企業側も試行錯誤で広告作りに取り組んでいると思いますが、嫌悪感を抱かれてしまっては商品購入へつながりません。

今回は消費者にアンケート調査を行い、嫌いな広告の特徴について尋ねました。どんな広告が嫌悪感を抱かれてしまうのかを知り広告作りに活かしましょう。

調査方法:インターネットアンケート(10代~60代以上の男女50名)

 

音(音楽・声)がうるさいもの

テレビやラジオ、youtube動画広告、アドトラックなど音を伴う広告はたくさんあり、これらはより印象的な音楽・ナレーション作りが重要になる広告媒体です。しかし、一方で消費者が「うるさい」「やりすぎ」と感じてしまうものもあるようです。「音がうるさくて不快」という回答をご紹介しましょう。

 

楽天モバイルのCM

  • 米倉涼子さんが今のスマホ代は高すぎる!と叫んでいるのが気に触るため。この広告が流れると不快な気持ちになる。(30代・男性)
  • 声が大きい。頻度が高いのでくどい。(40代・女性)
  • 押しつけがましくてうっとうしい。(50代・男性)
  • 開幕早々楽天モバーイル!とうるさいのと、米倉涼子は悪くはないのですが説明の時の声が大きくてうるさい。(30代・男性)
  • 耳につき、楽天モバイルと最後に言う声が大きすぎて、何度か見るうちにそんなに大きく言う必要はないなと思いますが、それだけ視聴者の耳に残るというのは反対に言えば、いい広告だと思います。(40代・女性)

 

paypayのCM

  • スマホ決済サービス「PayPay」の宮川さんのCM。とにかくペイペイぺぺペイを何回も言ってうるさいのが苦手です 。あと宮川さんが苦手。あの怒り口調のキャラが私には受け付けません。(40代・男性)

 

音楽や声がうるさかったり、連呼されたりすることに消費者は嫌悪感を抱くようですね。インパクトや認知度という面ではこれだけ覚えてもらえているわけですから成功しているのかもしれませんが、実際にその商品やサービスを利用したくなるかというと、それはまた別の問題です。

 

美容系の広告

エステ、脱毛、スキンケア、整形、ダイエット・・・など一口に美容といってもいろいろなジャンルがあります。美容系の広告は誇大広告に該当するかしないかギリギリのラインのものもありますね。どうして美容系の広告が嫌われるのか、回答をいくつかご紹介します。

 

スキンケアの広告

  • 美容系の広告、特にスキンケアに関してはあたかもスキンケアしていないとダメってレッテルを貼った上で広告が流れて行くのが気に入らない。(30代・男性)

 

バストアップの広告

  • 望んでいないのにいきなりおっぱいが動いているような広告が出て来て、アダルトでも見ているのかと他人に思われないかすごく不快な気持ちになる。万人が見てしまう広告に出演してしまう方に対しても精神を疑ってしまう。(30代・女性)
  • 大体が、「妻が最近変わった」などというキャッチフレーズとともに大きな胸の女性の写真で豊胸効果を宣伝していますが、女性のイメージがレベルが低すぎて嫌悪感を覚えます。世の中の男性にも女性ってそんなもんなのかと勘違いさせそうな、胸の大きさに重きをおいた内容が非常に気分が悪いです。(40代・女性)

 

ダイエットサプリの広告

  • 全く痩せない商品なのだが、外見やコンプレックスを卑下した宣伝の仕方をしている。 (10代・男性)
  • ダイエットサプリ使わないしクリックしてサイトを見てみると嘘くさい事ばかり書いてあるし、残り何個!とか残り時間が表示されるのも焦らせて買わせる戦法でしょうが好きではない。(30代・男性)

 

脱毛サロンの広告

  • 女性は脱毛しなくてはいけない、ツルツルであることが美しいことだ、という女性に求められているルッキズムが嫌です。(20代・女性)

 

ニキビケアの広告

  • シンプルに気持ち悪い肌が出てきて、それをバーンと見せられて「このニキビが取れたり肌がきれいになりますよ」と言う文言がつくんですが、本当に不快、というかもう見た目からして気色悪いです。 広告だから、イヤでも目に入ってしまう辺りが特に嫌です。 二度と見たくないのに結構な頻度で表示されるのがもうホントに嫌です。 (20代・男性)

 

育毛剤の広告

  • 広告の写真に髪の毛の薄い男性の姿が使われることが多く、見ていて不快な気持ちになるから。(20代・男性)

 

美容系の広告は、「押し付けられている感じがして苦手」という声と「誇大広告に見えてしまう」という点から苦手意識を持つ人が多いようでした。また気分を害するような映像・画像が使われていることも問題で、特に食事中にそのようなCMがテレビで流れてしまうと食欲も減退してしまいますよね。

 

起用されている芸能人が嫌い

広告塔としてその商品のイメージを担う芸能人が、もともと嫌いであったりいいイメージを抱いていないことで、その広告が嫌いになってしまうケースもあります。単に好みの問題なので、起用されている芸能人に罪はないのですが・・・。いくつか回答をご紹介します。

 

UQmobileの広告

  • 三姉妹の大地真央がツンと澄ましていて嫌いです。(60代以上・女性)

 

木村拓哉が出ている広告

  • キムタクが出演している日産の広告。木村拓哉が大嫌いで、顔を見るのも嫌なため。(40代・女性)
  • マクドナルドのCM。キムタク自身が嫌いなことと、相変わらず格好ばかりつけているので見ていると不愉快になるので、すぐにチャンネルを変えています。(60代以上・男性)

 

損保ジャパンの広告

  • ただでさえ桑田佳祐が嫌いなのに長いからです。(40代・男性)

 

カーセンサーの広告

  • 企業は別にいいのだが、起用している四千頭身の後藤に難があり嫌いです。後藤の顔がいきなりドアップで映ってくるのはむかつきます。(40代・女性)

 

芸能人にファンがいるのとアンチがいるのはつきものです。自分の周りにも気の合う人もいれば合わない人がいるのと同じですね。有名になればなるほどアンチが増えるのも仕方がありません。とはいえ、どういった層にファンが多いのか、アンチが多いのかも検討して芸能人を起用する必要があります。宣伝したい商品・サービスに的確な人選を行いましょう。

 

広告の世界観・キャッチコピーが苦手

ブランドイメージを前面に出したもの、あえてイメージから外して独特な世界観を持つもの・・・など、消費者の印象に残すべくさまざまな広告が作られています。しかし、なかにはその世界観やキャッチコピーが不快と感じる人もいるようです。回答をご紹介します。

 

ACジャパンの広告

  • 歌が不快だという理由で新しい歌?に変わったが、やはり不快だからです。
    ワンパターンで、偽善的な内容なものが多くこんなの流すなら真っ黒な画面の方がいいわと思ってしまいます。(20代・女性)

 

明治安田生命の広告

  • 小田和正の歌を題材に胡散臭さを覚える。 生命保険に加入することによってみんな幸せな時を浮かべている風景がアンマッチ 。保険会社のCM毎回そう。 加入したくないです。(20代・男性)

 

ボートレースの広告

  • 全体的に気持ち悪いし、何が言いたいのかわからないし、田中圭以外のメンバーが微妙すぎる。(40代・女性)

 

焼きそばUFOの広告

  • 何を伝えたいのか意味不明で不快に感じるでたらすぐにとばすようにしてる。(20代・女性)

 

CHOYA梅酒の広告

  • 以前から、センスがない。映像も楽曲も不快感すら感じる。(50代・男性)

 

ポカリスエットの広告

  • 青春を安売りしているみたいなのと、画面が回転して酔いそうになる。(20代・女性)
  • ああいうキラキラした青春コンテンツが大嫌いだからです。(30代・男性)

 

柔軟剤レノアの広告

  • 出てくる俳優陣が若くて良くいえばおしゃれな人たちを起用していて、どうして柔軟剤のCMで生活感のない若いモデル風の男女を起用したのか意図が分からないです。また、出演者の女性が不意に「持って帰りまーす」と、もちろん商品を絶賛しての発言なのでしょうが、業界じみて馴れ馴れしく発言することが不快です。(40代・男性)

 

家庭教師のトライの広告

  • アルプスの少女ハイジをアテレコで変な話にしているのは、ハイジのアニメへの想い出を台無しにされているようでツライです。 昔の名作の知名度に頼っている、アテレコで面白く仕立てるのも、昔のホットペッパーCMなどと同じ手法である、という点も好きではありません。(40代・女性)

 

NURO光の広告

  • 変なキャラクターがいて、そのキャラクターがとても見苦しいので。(40代・女性)

 

Tik Tokの広告

  • 女の子がはしたない格好をしていたり、人前でイチャイチャしている所などが流れる事があり、見たくないと思いました。(20代・女性)

 

「何を伝えたいのかわからない」「センスがない」「見苦しい」などひどい言われようですね。しかし「何を伝えたいのかわからない」という点は、広告を打つ際にかなりの問題となるのではないでしょうか?

消費者の印象に残る広告を作るために、広告を作る側も試行錯誤しているのもわかりますが、広告は商品やサービスを消費者に認知させることが目的なのですから、何も伝わらない広告では意味がありません。その点はしっかりと踏まえて広告を作るべきでしょう。

 

嫌われる広告からアドトラックに活かせることは?

嫌われる広告のすべてが悪いわけでありません。印象を残すという意味では成功しています。アドトラックでいうなら、音がうるさいという点でまずアウトになってしまいますね。しかし大音量だとしても、それが消費者の心を揺さぶるような音楽・音声だったら印象は変わってきませんか?

今回嫌われる広告の特徴をいくつかご紹介しましたが、結局は消費者の好みの問題による部分が多いのではないでしょうか。ただし、「何を伝えたいか」というその商品のコンセプトだけは、しっかり消費者に届けなければいけません。

 

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