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コラム

韓国出身のK-POPアーティストは、日本でもすっかりおなじみとなり紅白歌合戦にも出演するようになりました。最近ではBTS（防弾少年団）や2PM、東方神起、TWICEなどが人気を集めていますね。韓国を飛び出して、日本などの海外で活動するグループも多く、老若男女問わずファンも多い印象です。

もしこのようなK-POPアーティストのコンサート情報や新譜情報を掲載したアドトラックが街中に現れたら、ファンはどのような行動をとるのでしょうか？

実際にCDを買ったり、コンサートに運んだりするのか、K-POPファンを対象にアンケート調査を行いました。その結果から見えてくることを分析していきます。

調査方法：インターネットアンケート（20～50代以上の男22名・女28名・計50名）

韓国K-POPアーティストの人気順は？

今回行ったアンケートでは、今現在どのK-POPアーティストが人気なのか「あなたが好きなK-POPアーティストは誰ですか？」という質問で調査してみました。結果をご紹介します。

このような結果となりました。第一位となったのはTWICE、続いてBTS、東方神起という順番でした。どのグループもよく耳にしますね。

K-POPアーティストのアドトラックを見てみたい？

アドトラックはヒットソングなどを爆音で流しながら走行したり、大迫力の広告面を光らせたりすることで、目や耳から消費者へ宣伝を行います。

K-POPアーティストのライブやコンサートなどのイベント情報や新譜リリース情報などを告知する際に、たとえばBTSのメンバーがドーンと印刷されているとしたら、ファンにとってサプライズになります。大迫力画面を消費者に見せながらBTSのヒットソングを流して走行することができるので、目立つこと間違いなしです。

K-POPアーティストのファンを公言している人は、彼らのアドトラックを見てみたいと思うのでしょうか？

• 「見てみたい」
• 「見たくない」
• 「既に見たことがある」

の三択で回答してもらいました。

このように「見てみたい」と答えた人が9割という結果になりました。「既に見たことがある」と答えた方は「BIG BANG」「BTS」「BLACKPINK」のアドトラックを見たということでした。

実際にツイッター上でもK-POPアーティストのアドトラックを見たという声があがっています。

K-POPアーティストのアドトラックを見たらどう思う？

続いて、もし自分が好きなK-POPアーティストのアドトラックを街中で見かけたらどう思うか、回答してもらいました。

K-POPアーティストのアドトラックを見てみたいけれど、好意的には思わない人もいましたので、「好意的な人」と「あまり好意的でない人」に分けて意見をご紹介します。

K-POPアーティストのアドトラックに好意的な人の反応

このように「嬉しくなる」「写真を撮りたくなる」という声が多かったです。「ハッシュタグをつけてSNSに投稿する」という意見もあったように、アドトラックでK-POPアーティストのような人気のある芸能人や歌手を宣伝すると、周囲に拡散してもらえる可能性が高いです。

また「もう一度曲を聴きたくなる」「購買意欲が高まる」「イベントを検索してみようと思う」という声もあることからも、アドトラックの訴求率の高さが伺えます。

K-POPアーティストのアドトラックに好意的でない人の反応

一方で、K-POPアーティストのアドトラックにあまり好意的でない人の意見をご紹介します。

こちらの方たちは、アドトラック自体に対してあまり良い印象を持っていないようです。もしかすると普段よく見かけるアドトラックが、高収入バイト、パチンコ系なのかもしれませんね。アドトラックのことを「派手でうるさい」と感じている人も一定数いるので、このような意見が出てくるのも納得できます。

K-POPアーティストのアドトラックを見たらどんな行動をする？

先ほど「K-POPアーティストのアドトラックを見たい」と回答した人が実際に見たらどう思うか・・・という質問でも、「写真を撮りたいと思う」または「SNSで共有したい」と答えた人がたくさんいました。近年はスマホやタブレットですぐに写真を撮ることができますし、SNSへの投稿も簡単にできるようになったので当たり前の行動といえるでしょう。

では、もしK-POPアーティストのアドトラックを見たら、写真を撮りたいと思う人はどれくらいいるのでしょう？

このような結果となりました。「写真を撮ると思う」と答えた人は全体の6割、さらに「SNSに投稿すると思う」と答えた人は1割強でした。これらを合わせると7割以上の人が「写真に収めたい」と感じていることが分かります。

実際にアドトラックを見たときは興奮してしまい、どんな宣伝だったのか分からないこともあるでしょう。しかし写真に撮ってもらうことで、家に帰ってゆっくり見返すことができ、情報をしっかりと認識してもらえますね。

また、SNS社会ともいえる現在、消費者が興味のあるものはすぐに拡散してもらうことができます。テレビ離れが進んでいるなか、多額の広告費をテレビCMにかけるより、情報拡散効果が期待できるかもしれません。

新譜情報を宣伝していたら購買意欲は高まる？

続いては新譜情報に絞ったアンケートの結果をご紹介します。もしK-POPアーティストの新譜リリース情報を宣伝しているアドトラックを見かけたら、購買意欲はどのように影響されるのか結果を見ていきましょう。

「購買意欲が”より”高まる」という人が全体の7割以上という結果になりました。これくらい多くの人が、アドトラックを見たことで新曲のCDやデータを購入する意欲が掻き立てられるということが分かり、アドトラックの宣伝効果の高さが裏付けられる結果となりました。

K-POPアーティストのアドトラックの走行情報が分かれば見に行く？

現在走行しているアイドルやアーティストの宣伝を行っているアドトラックは、事前にSNSなどで「いつ・どこを走行するか」を告知してから走行する例もあります。肝いりのファンはアーティストが発信する情報を隈なくチェックしていますから、公式サイトなどでアドトラックの走行情報が分かると、走行ルートで待ち伏せして写真を撮る人も多く存在しているのです。

ではK-POPアーティストのファンは、自分が行ける範囲でアドトラックの走行情報が事前に分かっていたとすれば、実際に足を運ぶのでしょうか？